2009-10-27(Tue)
86レビン車台番号改ざん事件に進展です!!!
本日、お巡りさんよりご連絡頂き、捜査は開始したとの事。
毎日足を運んで下さり・・・本当に感謝ですね!
当方も調査済みですが、剥がした車台番号と車検証の履歴には問題は無いとの事。

昭和58年からこの車台番号は、書類と共に生きてきたわけなんで問題はないでしょう!
そして、今度は車両本体の特定。
貼り付けられた車台番号の下の元々の車台番号は削られており、フロントのシートベルト付け根のタグも外されております。
↓削られた車台番号。

↓外されたフロントシートベルトのタグ。取り付けてあった糸だけが残っております。完全に偽造目的ですね。

しかし良く考えて見れば、シートベルトはフロントだけではありません。
リアにもあるじゃないですか!ひょっとして・・・・と思い、リアのシートを外してみると・・・・。

見つけました!!!
根元に縫い付けてあるのが、タグです!そこの製造年が記載されてあるんです!!!
↓拡大すると・・・・「ⅠN1986」の文字が・・・・1986年・・・そうです!昭和61年製造・・・と言う事になります。鑑定員にも確認、やはり後期型ですね!!!

フロントは取り外してある・・・しかも糸を残すいい加減さで。リアのシートベルトのボルトの山は回した感じはありませんので、おそらくリアのシートベルトにタグがある事に気が付いていないのでしょう!
先ずは、判明です!
最初は手の込んだ偽造・・・・と思っておりましたが、何と適当なやり方でしょうか!
そしてお巡りさんから、「エンジン番号」を見てくれ・・・と言う依頼がありましたので確認です。
エンジンが乗せ換えてなければ、ブロックに刻印してある、エンジン番号からこのボディの元々の車台番号が割り出せます。
しかし偽造車両の場合は削られている事が多いのですが・・・・。

↓ヘッドカバー下のブロックに刻印がありました!

上段には4Aの刻印が・・・これは名機4AGの印で、下段の3215744・・・がエンジン番号です!

先ずは、エンジンフックも何かを引っ掛けた跡は無く、マウントのボルトも回された跡が無い・・・・エンジンを降ろすならば、マウントのボルトや周辺のボルト・・・を結構なトルクを掛けて外すわけなんで、エンジンは乗せ換えていない・・・と判断します!!!
ボルトの山は、査定の際に何度も見ておりますので、一目瞭然!
おそらくエンジン番号から、元々の車台番号が出る事でしょう!
AE85(1500cc)のボディの可能性も・・・・と考えましたが、基本的にボディは86も85も同じですし、4AGが搭載されていてボディが程度良ければ、85でも良いと言う方は沢山存在するわけで、程度の良い85のボディに4AGを乗せて公認を取り、堂々と発売した方が悪い事をせずに済むわけですから、メリットは無いですよね。
・・・と言う事は、何かしらの理由で公に出来ない61年式に、58年式の車台番号&コーションプレートを貼り付けた・・・・。
もしエンジン番号が61年式の物、シートベルトのタグが61年製造・・・・なのに58年式の車台番号・・・と言う事は、盗難車両の確率が高いです!!!
そして、前々オーナーの当店のお客様の話ですと、デフを入れようとして、前期型の物を注文したらしいのですが、前期の物は装着できなかったとの事。後期型のデフが入るとの事。
・・・と言う事は、後期のデフ&ドライブシャフト、ホーシング・・・・と言う事ですよね。
当時、トヨタが前期型でドライブシャフトの破損などが発生した為、後期型に変更してからデフとシャフトを強化した・・・・と言う事実も聞いております。
リアのドラムブレーキから見ても、完全にこの車体は後期型のGTです!
GTVやアペックスは、リアはディスクブレーキですから。
内装も間違いなく後期モデルです!!!
↓当時のカタログから。

↓1600GTはこのシートが装着されております!!当店にある86も全く同じシートです!

取り忘れた感のあるリアシートベルトの1986年製造のタグ。
前期のデフが入らなかった・・・と言う前々オーナー様の証言とリアのドラムブレーキ。
間違いなく後期の1600GTのシートと内張り、ダッシュボードにメーターパネル。
回した跡の無いマウント回りのボルト山、エンジンフックの使用感の無さからは乗せ換えていない・・・と思われるエンジン。
エンジン番号から後期モデルと言う事が割り出せれば、100パーセントに高い確率で後期モデル・・・と言う事になります。
後は、お巡りさん達にお任せです!
これは、元々の車台番号を確認し、当時の盗難届けを確認し、貼り付けられた58年式の車台番号の持ち主に、解体に出していないか・・・等を全て事実確認をすれば、どこでこのような悪質な改ざんがなされたのか確認が出来ます!!!
それにしても、後期型のGT・・・程度良すぎなんです(悲)
見れば見るほどにその良さを感じます。
おそらく日本中探しても、ここまでの状態はそうそう無いと思います。
車史上最高とも言える名車AE86。
コンパクトで、車重は1トン以下。
良く回る4AGとFRの組み合わせは、もうでないでしょう。
もし、本当の車検証が出てくれば・・・・軽くレストアして、職権打刻してもらって、僕の車にしたいなぁ・・・・。
本当に良い車です。
それを偽造して、車としての価値を奪い去った輩をトコトン追い詰めたいと思います!
お巡りさん!!!
お願い致します!!!
毎日足を運んで下さり・・・本当に感謝ですね!
当方も調査済みですが、剥がした車台番号と車検証の履歴には問題は無いとの事。

昭和58年からこの車台番号は、書類と共に生きてきたわけなんで問題はないでしょう!
そして、今度は車両本体の特定。
貼り付けられた車台番号の下の元々の車台番号は削られており、フロントのシートベルト付け根のタグも外されております。
↓削られた車台番号。

↓外されたフロントシートベルトのタグ。取り付けてあった糸だけが残っております。完全に偽造目的ですね。

しかし良く考えて見れば、シートベルトはフロントだけではありません。
リアにもあるじゃないですか!ひょっとして・・・・と思い、リアのシートを外してみると・・・・。

見つけました!!!
根元に縫い付けてあるのが、タグです!そこの製造年が記載されてあるんです!!!
↓拡大すると・・・・「ⅠN1986」の文字が・・・・1986年・・・そうです!昭和61年製造・・・と言う事になります。鑑定員にも確認、やはり後期型ですね!!!

フロントは取り外してある・・・しかも糸を残すいい加減さで。リアのシートベルトのボルトの山は回した感じはありませんので、おそらくリアのシートベルトにタグがある事に気が付いていないのでしょう!
先ずは、判明です!
最初は手の込んだ偽造・・・・と思っておりましたが、何と適当なやり方でしょうか!
そしてお巡りさんから、「エンジン番号」を見てくれ・・・と言う依頼がありましたので確認です。
エンジンが乗せ換えてなければ、ブロックに刻印してある、エンジン番号からこのボディの元々の車台番号が割り出せます。
しかし偽造車両の場合は削られている事が多いのですが・・・・。

↓ヘッドカバー下のブロックに刻印がありました!

上段には4Aの刻印が・・・これは名機4AGの印で、下段の3215744・・・がエンジン番号です!

先ずは、エンジンフックも何かを引っ掛けた跡は無く、マウントのボルトも回された跡が無い・・・・エンジンを降ろすならば、マウントのボルトや周辺のボルト・・・を結構なトルクを掛けて外すわけなんで、エンジンは乗せ換えていない・・・と判断します!!!
ボルトの山は、査定の際に何度も見ておりますので、一目瞭然!
おそらくエンジン番号から、元々の車台番号が出る事でしょう!
AE85(1500cc)のボディの可能性も・・・・と考えましたが、基本的にボディは86も85も同じですし、4AGが搭載されていてボディが程度良ければ、85でも良いと言う方は沢山存在するわけで、程度の良い85のボディに4AGを乗せて公認を取り、堂々と発売した方が悪い事をせずに済むわけですから、メリットは無いですよね。
・・・と言う事は、何かしらの理由で公に出来ない61年式に、58年式の車台番号&コーションプレートを貼り付けた・・・・。
もしエンジン番号が61年式の物、シートベルトのタグが61年製造・・・・なのに58年式の車台番号・・・と言う事は、盗難車両の確率が高いです!!!
そして、前々オーナーの当店のお客様の話ですと、デフを入れようとして、前期型の物を注文したらしいのですが、前期の物は装着できなかったとの事。後期型のデフが入るとの事。
・・・と言う事は、後期のデフ&ドライブシャフト、ホーシング・・・・と言う事ですよね。
当時、トヨタが前期型でドライブシャフトの破損などが発生した為、後期型に変更してからデフとシャフトを強化した・・・・と言う事実も聞いております。
リアのドラムブレーキから見ても、完全にこの車体は後期型のGTです!
GTVやアペックスは、リアはディスクブレーキですから。
内装も間違いなく後期モデルです!!!
↓当時のカタログから。

↓1600GTはこのシートが装着されております!!当店にある86も全く同じシートです!

取り忘れた感のあるリアシートベルトの1986年製造のタグ。
前期のデフが入らなかった・・・と言う前々オーナー様の証言とリアのドラムブレーキ。
間違いなく後期の1600GTのシートと内張り、ダッシュボードにメーターパネル。
回した跡の無いマウント回りのボルト山、エンジンフックの使用感の無さからは乗せ換えていない・・・と思われるエンジン。
エンジン番号から後期モデルと言う事が割り出せれば、100パーセントに高い確率で後期モデル・・・と言う事になります。
後は、お巡りさん達にお任せです!
これは、元々の車台番号を確認し、当時の盗難届けを確認し、貼り付けられた58年式の車台番号の持ち主に、解体に出していないか・・・等を全て事実確認をすれば、どこでこのような悪質な改ざんがなされたのか確認が出来ます!!!
それにしても、後期型のGT・・・程度良すぎなんです(悲)
見れば見るほどにその良さを感じます。
おそらく日本中探しても、ここまでの状態はそうそう無いと思います。
車史上最高とも言える名車AE86。
コンパクトで、車重は1トン以下。
良く回る4AGとFRの組み合わせは、もうでないでしょう。
もし、本当の車検証が出てくれば・・・・軽くレストアして、職権打刻してもらって、僕の車にしたいなぁ・・・・。
本当に良い車です。
それを偽造して、車としての価値を奪い去った輩をトコトン追い詰めたいと思います!
お巡りさん!!!
お願い致します!!!
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