2009-04-14(Tue)
GooのS君と話をして・・・ダックスの4年間を振り返って。
昨日、Gooの担当のS君ご来店^^
良く当店に寄って頂き、色々な提案や、色々な話をします^^
Gooさんもリアカー一台で雑誌を配る事からはじめて、素晴らしい会社に成長した・・・・という「理念と哲学」・・・の会社です!
そんな話をしている中で、今ある現状・・・ここまで何とかやってこれたその根拠を探してみよう・・・となりました。
ガレージダックスを開業して、丸4年が経ちますが、とにかく一目散で、振り返るなんて事は致しませんでした。
10年間勤めた施設の退職金を投入して、ママさんと開業したお店。
自宅とお店が別では、余計な経費が掛かるので、仕事場と自宅を同じ敷地内に・・・・というママさんの案で、土地を探し、本当は青梅辺りで開業したかったのですが、価格的な問題で、日の出町に。
青梅市ですら良く分からないのに、日の出町・・・まるで海外で開業するような気分でした。
「そんなところで開業したって、売れるわけ無い!」・・・・とか、
「日の出町ってどこ???」・・・とか、
「気温が3度は違うな(笑)」・・・・なんて皆に言われて(爆)
そして当初の目的の一つである、「障害者雇用」・・・を実現すべく、最初は施設からA君を作業訓練の一環として受け入れ、現在は木下さんが従業員として当店におります。
5年目に入ろうかと言う現在、静岡営業所開設等、少し業務の幅を広げよう・・・・という所で振り返ってみます。
我が家の「まどか」は、ガレージダックスと同級生^^
開業したばかりで何もかもが不安で、そんな逆境の中、早く僕たち夫婦を励ましたかったのか、1ヶ月半も早く生まれてきた、せっかちな「まどか」。
すぐに救急車で運ばれ、立川医療センターの保育器の中に入りました。
不安な上に、更に追い討ちをかける出来事でした。
中途半端に月をまたいで入院して・・・・医療費も高かった(悲)
お金も今以上になかった(悲)
丁度そんな時、一台車が売れて、でも僕は納車に行けなくて、友人の「ま」さんが千葉まで行ってくれたり・・・なんて事もありました。
まどかは、7月生まれで、生まれる前の6月なんて、お客様は勿論、誰からも電話がなかったりして、「このまま倒産か・・・」・・・・なんて、真剣に考えたりもしておりました。
大雨が降り、店の前の排水溝が詰まり、店の敷地内まで水が浸入してきたり、ヒョウが振ってきて、焦って毛布を被せたり、屋根のある場所に車を移動したり・・・・色々な事がありました。
そうそう・・・・開業当初は、イタズラも多かった。
あの当時も、中古車の売れ行きはさっぱりで、「やはり、無理だったか・・・・」と言う感じだったような気がします。
資金もさほどありませんので、在庫をO師匠さんや、Y谷さんに借りて店頭に並べたり・・・・。
今考えると、良くあんな状態でやってきたなぁ・・・・と我ながら、その馬鹿さ加減に感心します。
当時は、「俺は絶対に大丈夫!誰の為に販売するのかそれだけを考えて販売すれば大丈夫!」・・・・と、自分に言い聞かせておりました。
とにかく、徹底的に整備実施、徹底的に仕上げ実施、一台当たりの赤字も多々ありました。
「お前!そこまでやったって仕方ないだろ!整備にかけすぎ!」・・・・なんて整備工場に言われたりした事、数え切れず^^
計算したら、600円しか儲からなかった・・・・なんてのもありました(爆)
そんな時は、喜んで頂けたんだから、OK!またご購入頂けるよ!!!・・・良い方に考えて・・・と言い聞かせて^^
売れなければ、即倒産・・・・家のローンも抱え、子供も生まれたばかり・・・・。
これでは「甲斐性が無い」(悲)・・・等と自分に自信がなくなること多々あり。
そんな不安の中で、少しずつ、一台、また一台・・・・と売れて、Gooさんの雑誌やネットをご覧になられてご来店されるお客様も増えて、バックオーダー車両も増えて・・・・しかし、ふと我に帰ると、また売れなくなって・・・・。
一喜一憂の繰り返し。
台風と日本晴れを一日おきに繰り返すような・・・。
売れなくなると・・・・「まずいなぁ・・・・。どうしようか?参ったなぁ・・・」・・・・と夜も眠れなくなり、しばらくして売れ始めると、「良かった!キチッと対応していけば、必ずお客様は戻って来て下さるではないか!俺は大丈夫!!!」・・・・と少しだけ安心し、また売れなくなると・・・・・の繰り返しです。
4年間で、不安→安心→不安→安心・・・を大きな流れで、20回程度は繰り返しております。
自分では屈強と自信があった体もいささか参って来たのか、食べるとすぐに吐き気がしたり、夜中に飛び起きたり、「俺死ぬんじゃないか???」・・・なんて本気で考えたり。
熱が出ても自分では気が付かない・・・・家族がインフルエンザに感染しても、自分は掛からない・・・・掛かっている暇など無い・・・こんな感じでした。
元々陽気な性格とはいえ、陽気だけでは現実生きてはいけませんので、実際は心配ばかり・・・・「前向きに・・・」と自分に言い聞かせてはいるものの、日の出町は誰一人として知り合いはおりませんし、ましてや生まれ育った静岡を遠く離れた、「東京」で商売・・・・冷静に考えれば、一から自分の力でお客様を獲得していかなければならない・・・・無謀以外何物でも無いです。
精一杯頑張れば、必ずダックスを評価してくださるお客様がいらっしゃる・・・・そして協力してくれる「前向きな」仲間もいる・・・・それは分かっていながら、自分のやっている事を信じながらも、疑って・・・・。
そして現在。
いつでも不安、今日も不安・・・これは何ら変化はありません。
これでいいのか?本当にこのやり方で良いのか???・・・自問自答する姿勢も変化はありません。
しかし、今まで精一杯頑張って販売させて頂いた一台一台、そしてそのオーナー様一人一人には、沢山のお知り合いがおられて、そのお知り合いのまた友人などがいらっしゃる・・・今まで沢山販売してきましたが、業務上の失敗はありましたが、一台たりとも「手抜き」・・・はなかった筈です。
100年に一度の大不況ですから、決して良い状況とは言えませんが、安定していつも途切れる事無く車両のご注文を頂いて、車検、板金、その他の整備等、常に業務を複数抱えている状況です!
しかし、安心はしておりません。
これで良い・・・・はありません!
これは営業的な発言ではなく、本当に良いものに乗って頂きたい、綺麗な物に乗って頂きたい、整備をしっかりした車両に乗って頂きたい・・・・この気持ちは、益々膨らむばかりです。
もっと良く見なければ!
もっと整備しなくては!!!
良い車とは何か?!!!
開業当初より研究心も、はるかに気持ちは強いです!
「適当な物を販売するくらいなら、また、誰の為にダックスが存在するのかを見失うくらいなら潔く辞めよう!」・・・と今も昔も気持ちも全く変わりません!
そして・・・・振り返れば今ダックスが存在する根拠。
歯ブラシを持つしつこい手
ポリッシャーに鍛えられた背中
ピラー回りを綺麗に洗浄するママさん
マットを必死で洗う木下さん
整備にうるさい工場
分からない事を教えてくれるO師匠や友人達
安く綺麗に仕上げてくれる板金屋さん
そして何より、喜んで下さるお客様がおられる・・・・誠心誠意を受け止めてくださる方々、「ありがとう!」と言って下さる方々がおられるから、当店は存在しているんだと思います。
吹けば飛ぶような小さなお店。
しかし、飛んで行きそうですが、なかなか飛びません。非常に丈夫なタコ糸で固定されているようです。
皆さんが丈夫なタコ糸で、気が付けば、簡単には切れない綱になっておりました^^
開業して4年・・・・まだまだひよっ子です!
少しずつ、お客様の為に・・・それだけをシンプルに考えて営業していきます!
とにかくニーズに合わせた、進歩をします!
ダックスと一緒に歩いて下さい^^
きっと喜んで頂けると思います^^
良く当店に寄って頂き、色々な提案や、色々な話をします^^
Gooさんもリアカー一台で雑誌を配る事からはじめて、素晴らしい会社に成長した・・・・という「理念と哲学」・・・の会社です!
そんな話をしている中で、今ある現状・・・ここまで何とかやってこれたその根拠を探してみよう・・・となりました。
ガレージダックスを開業して、丸4年が経ちますが、とにかく一目散で、振り返るなんて事は致しませんでした。
10年間勤めた施設の退職金を投入して、ママさんと開業したお店。
自宅とお店が別では、余計な経費が掛かるので、仕事場と自宅を同じ敷地内に・・・・というママさんの案で、土地を探し、本当は青梅辺りで開業したかったのですが、価格的な問題で、日の出町に。
青梅市ですら良く分からないのに、日の出町・・・まるで海外で開業するような気分でした。
「そんなところで開業したって、売れるわけ無い!」・・・・とか、
「日の出町ってどこ???」・・・とか、
「気温が3度は違うな(笑)」・・・・なんて皆に言われて(爆)
そして当初の目的の一つである、「障害者雇用」・・・を実現すべく、最初は施設からA君を作業訓練の一環として受け入れ、現在は木下さんが従業員として当店におります。
5年目に入ろうかと言う現在、静岡営業所開設等、少し業務の幅を広げよう・・・・という所で振り返ってみます。
我が家の「まどか」は、ガレージダックスと同級生^^
開業したばかりで何もかもが不安で、そんな逆境の中、早く僕たち夫婦を励ましたかったのか、1ヶ月半も早く生まれてきた、せっかちな「まどか」。
すぐに救急車で運ばれ、立川医療センターの保育器の中に入りました。
不安な上に、更に追い討ちをかける出来事でした。
中途半端に月をまたいで入院して・・・・医療費も高かった(悲)
お金も今以上になかった(悲)
丁度そんな時、一台車が売れて、でも僕は納車に行けなくて、友人の「ま」さんが千葉まで行ってくれたり・・・なんて事もありました。
まどかは、7月生まれで、生まれる前の6月なんて、お客様は勿論、誰からも電話がなかったりして、「このまま倒産か・・・」・・・・なんて、真剣に考えたりもしておりました。
大雨が降り、店の前の排水溝が詰まり、店の敷地内まで水が浸入してきたり、ヒョウが振ってきて、焦って毛布を被せたり、屋根のある場所に車を移動したり・・・・色々な事がありました。
そうそう・・・・開業当初は、イタズラも多かった。
あの当時も、中古車の売れ行きはさっぱりで、「やはり、無理だったか・・・・」と言う感じだったような気がします。
資金もさほどありませんので、在庫をO師匠さんや、Y谷さんに借りて店頭に並べたり・・・・。
今考えると、良くあんな状態でやってきたなぁ・・・・と我ながら、その馬鹿さ加減に感心します。
当時は、「俺は絶対に大丈夫!誰の為に販売するのかそれだけを考えて販売すれば大丈夫!」・・・・と、自分に言い聞かせておりました。
とにかく、徹底的に整備実施、徹底的に仕上げ実施、一台当たりの赤字も多々ありました。
「お前!そこまでやったって仕方ないだろ!整備にかけすぎ!」・・・・なんて整備工場に言われたりした事、数え切れず^^
計算したら、600円しか儲からなかった・・・・なんてのもありました(爆)
そんな時は、喜んで頂けたんだから、OK!またご購入頂けるよ!!!・・・良い方に考えて・・・と言い聞かせて^^
売れなければ、即倒産・・・・家のローンも抱え、子供も生まれたばかり・・・・。
これでは「甲斐性が無い」(悲)・・・等と自分に自信がなくなること多々あり。
そんな不安の中で、少しずつ、一台、また一台・・・・と売れて、Gooさんの雑誌やネットをご覧になられてご来店されるお客様も増えて、バックオーダー車両も増えて・・・・しかし、ふと我に帰ると、また売れなくなって・・・・。
一喜一憂の繰り返し。
台風と日本晴れを一日おきに繰り返すような・・・。
売れなくなると・・・・「まずいなぁ・・・・。どうしようか?参ったなぁ・・・」・・・・と夜も眠れなくなり、しばらくして売れ始めると、「良かった!キチッと対応していけば、必ずお客様は戻って来て下さるではないか!俺は大丈夫!!!」・・・・と少しだけ安心し、また売れなくなると・・・・・の繰り返しです。
4年間で、不安→安心→不安→安心・・・を大きな流れで、20回程度は繰り返しております。
自分では屈強と自信があった体もいささか参って来たのか、食べるとすぐに吐き気がしたり、夜中に飛び起きたり、「俺死ぬんじゃないか???」・・・なんて本気で考えたり。
熱が出ても自分では気が付かない・・・・家族がインフルエンザに感染しても、自分は掛からない・・・・掛かっている暇など無い・・・こんな感じでした。
元々陽気な性格とはいえ、陽気だけでは現実生きてはいけませんので、実際は心配ばかり・・・・「前向きに・・・」と自分に言い聞かせてはいるものの、日の出町は誰一人として知り合いはおりませんし、ましてや生まれ育った静岡を遠く離れた、「東京」で商売・・・・冷静に考えれば、一から自分の力でお客様を獲得していかなければならない・・・・無謀以外何物でも無いです。
精一杯頑張れば、必ずダックスを評価してくださるお客様がいらっしゃる・・・・そして協力してくれる「前向きな」仲間もいる・・・・それは分かっていながら、自分のやっている事を信じながらも、疑って・・・・。
そして現在。
いつでも不安、今日も不安・・・これは何ら変化はありません。
これでいいのか?本当にこのやり方で良いのか???・・・自問自答する姿勢も変化はありません。
しかし、今まで精一杯頑張って販売させて頂いた一台一台、そしてそのオーナー様一人一人には、沢山のお知り合いがおられて、そのお知り合いのまた友人などがいらっしゃる・・・今まで沢山販売してきましたが、業務上の失敗はありましたが、一台たりとも「手抜き」・・・はなかった筈です。
100年に一度の大不況ですから、決して良い状況とは言えませんが、安定していつも途切れる事無く車両のご注文を頂いて、車検、板金、その他の整備等、常に業務を複数抱えている状況です!
しかし、安心はしておりません。
これで良い・・・・はありません!
これは営業的な発言ではなく、本当に良いものに乗って頂きたい、綺麗な物に乗って頂きたい、整備をしっかりした車両に乗って頂きたい・・・・この気持ちは、益々膨らむばかりです。
もっと良く見なければ!
もっと整備しなくては!!!
良い車とは何か?!!!
開業当初より研究心も、はるかに気持ちは強いです!
「適当な物を販売するくらいなら、また、誰の為にダックスが存在するのかを見失うくらいなら潔く辞めよう!」・・・と今も昔も気持ちも全く変わりません!
そして・・・・振り返れば今ダックスが存在する根拠。
歯ブラシを持つしつこい手
ポリッシャーに鍛えられた背中
ピラー回りを綺麗に洗浄するママさん
マットを必死で洗う木下さん
整備にうるさい工場
分からない事を教えてくれるO師匠や友人達
安く綺麗に仕上げてくれる板金屋さん
そして何より、喜んで下さるお客様がおられる・・・・誠心誠意を受け止めてくださる方々、「ありがとう!」と言って下さる方々がおられるから、当店は存在しているんだと思います。
吹けば飛ぶような小さなお店。
しかし、飛んで行きそうですが、なかなか飛びません。非常に丈夫なタコ糸で固定されているようです。
皆さんが丈夫なタコ糸で、気が付けば、簡単には切れない綱になっておりました^^
開業して4年・・・・まだまだひよっ子です!
少しずつ、お客様の為に・・・それだけをシンプルに考えて営業していきます!
とにかくニーズに合わせた、進歩をします!
ダックスと一緒に歩いて下さい^^
きっと喜んで頂けると思います^^
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