2018-06-08(Fri)
ちっちゃなレーサー達から学ぶ事^^

大人の都合で勝ち負けを強要され様々な分野で問題が発生している「クリーン」なはずのスポーツの世界。
犠牲になるのは常に選手たち。
スポーツだけではなく様々な業界で、クリーンではない「大人」達のやりとりが沢山の弊害をもたらしております。
見ていて滑稽かつ下らない足の引っ張り合い・・・・これじゃ良くなるものも良くなりませんね(悲)
僕も大人ですから「現実」は見ております。
しかし、だからと言って全ての事柄に対して妥協はしたくはない。
でも年を重ねるごとに「疲れ」て来る(笑)
そんな自分に「喝!!!」を入れてくれた小さなレーサーの戦い^^
忘れてはならない非常に大切な事ですね^^
子供達に感謝です!!!
男同士が正々堂々と戦う。
今回のレースで、ちっちゃいレーサー達に沢山の感動を貰いました^^
コーTが一度も勝てないK先輩。
コーTとも仲の良い優しいお兄ちゃんです。
朝の車中、「今回こそは勝つぞ!!!」・・・と意気込んでレースに臨みました。
レース当日の朝、僕がカートを降ろしていると、K君が僕のところに来てこんな話をしました。
「抜けたらすぐに抜いても良いからね・・・」・・・と弱気な発言。
僕はこう伝えました^^
「そんな事を言っちゃダメだよ!!!絶対に抜かれないぞ!!!・・・と言う気持ちでやらなきゃ!!!宏太朗も必死で走るからK君も頑張るんだよ!おじさんはどっちが勝っても嬉しいんだよ^^こども達が頑張るのが素晴らしいんだ!!!だから正々堂々と勝負しような^^」・・・と。
「うん!」と今までの曇った表情から一気に「笑顔」になって頷きました^^
確かに勝ち負けは大切です!
しかし、子供達の今に「勝ち負け」だけを重要視するのはどうかと。
友達と精一杯戦う・・・走ってくれる仲間に感謝して。
また皆がどんどん速くなるからモータースポーツのレベルも上がりますし、宏太朗も平行して速くなる。
その事の方がはるかに大切では?
レースでは。
タイムトライアルで僅差のタイムでK君に負けて2番グリッドからスタートした宏太朗。
12周の決勝レース。
なんとかオーバーテイクを成功させたい必死の宏太朗と、「絶対に抜かれるもんか!!!」・・・と必死に走るK君、そして初めてのレースで置いてかれてしまいましたが、必死で走って自己ベストを何回も更新したH君の姿も。
ラスト2周。
ホームストレートで並び1コーナーギリギリまでイン側を走り、抜ききれない宏太朗。
そして感動の最終ラップ。
最終コーナーの立ち上がりからホームストレートでK君に並び、並んだまま1コーナー、2コーナー。
どちらも「譲れない気持ち」があったと思います。
結局、宏太朗が競り負けてチェッカー。
K君の見事な勝利でした^^
僕も非常に嬉しかったです^^
表彰式でアナウンサーの方に感想を聞かれた宏太朗は。
「悔しいです。直線で抜けると思ったがダメでした。K君が速かったから。でももっと練習して次は勝ちます!」
・・・と誓いました^^
負けはしましたが、本当に気持ちの良いレースでした^^
K君のお母さんと一緒に一部始終を見ながら譲らない2人の子供にハラハラはしましたが、彼らは彼らにしか分からない気持ちのぶつかり合いがあったんだと思います^^
まだ小学校の低学年の子供たちが正々堂々と戦って、潔く負けを認め、次勝つために努力を誓う・・・・我々大人が負けているわけには行きませんね^^
現実を沢山みて失いかけた情熱を思い出させてくれる子供達。
世の中の宝ですね^^
大人になると、様々な欲求が渦巻き・・・また偉そうになってくる。
しかし、野生では実力のある人間だけが勝つ。
少なくとも僕はそれを追い求めたい。
子供達と共に。
アホと言われても(笑)
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